土地家屋調査士事務所の現状
土地家屋調査士事務所の大半は、現在どのような経営状況かご存知ですか?

土地家屋調査士試験を目指す受験生の方には是非御存知頂きたい実情をお話します。
     「土地家屋調査士業務について」    HOME 土地家屋調査士って? 調査士の報酬基準 業務依頼と費用 適正価格
     「土地家屋調査士の現状と未来」   調査士事務所の現状 価格競争 調査士に新商売? 今後の課題 当事務所の特色 
     「実用情報・疑問解消等」        法務局での閲覧方法  境界立会の方法  過去にあったQ&A  知っ得情報館
     「境界確定測量(登記)の手順」    測量事前準備   測量開始・考察   関係人立会   押印取得   登記申請準備
     「相続と調査士業務との関係」     最初に 相続と分筆 相続税の物納 未登記財産 建物の分割 紛争解決 相続依頼
     「不動産売買の注意点と選び方」    昨今の住宅事情 土地購入 マンション購入 木造住宅 鉄骨・鉄筋住宅 外溝工事
     「疑問・質問・相談・情報・etc」     目安箱(メール相談・見積り請求・御意見)  事務所紹介  リンク集  事務所選び 
     「依頼業務関係・日記・趣味」      業務進捗状況ページの見本説明 業務進捗状況 徒然日記 バナー 趣味の部屋

土地家屋調査士
 業務について

HOME

土地家屋調査士って?

調査士の報酬基準

業務依頼と費用

適正価格



土地家屋調査士の
現状と未来

調査士事務所の現状

価格競争

調査士に新商売?

今後の課題

当事務所の特色



実用情報
疑問解消等

法務局での閲覧方法

境界立会の方法

過去にあったQ&A

知っ得情報館



境界確定測量
(登記)の手順

測量事前準備

測量開始・考察

関係人立会

押印取得

登記申請準備



相続と調査士業務
との関係

最初に

相続と分筆

相続税の物納

未登記財産

建物の分割

紛争解決

相続依頼



不動産売買の
注意点と選び方

昨今の住宅事情

土地購入

マンション購入

木造住宅

鉄骨・鉄筋住宅

外溝工事



疑問・質問・相談
情報・etc

目安箱(相談・見積り)

事務所紹介

リンク集

事務所選び



依頼業務関係
日記・趣味

業務進捗状況の見本

業務進捗状況

徒然日記

春名測量バナー

趣味の部屋
 



経済の崩壊と言われた2008年後期。2009年4月現在、株価も9千円台にまで回復し、少し
ではあるものの景気回復の兆しが見えてきているのかもしれません。しかしながら我々庶民
の生活において実感する事は、まだまだありませんよね。

現在、大半の調査士事務所は価格破壊に頭を悩ませているのが現状です。食料品を中心とした
価格破壊は留まるところを見出せず、企業は生き残るために消耗戦を続けざるをえません。
このデフレの流れは、消費者がより安い物を求める傾向がある以上、仕方のないものです。我々
の業界も全く同様で、我々の場合、消費者の求め以上に価格破壊の一因としてあげられるのが、
小泉規制緩和による競争原理主義でしょう。競争を起す事により、競争に負けまいとする者は
必然的に価格を下げます。消費者にとっては嬉しい限りなのですが、価格を下げて提供する側に
してみれば、下げた分をどこかで補わなければやっていけません。まず一番に目にとまるのが
人件費です。正社員一人分の給料で、派遣社員を2人、パートなら3人くらい雇えますので、社員
を減らし、派遣・パートを増やさざるえをえなくなります。結果、被雇用者の給与水準は低くなって
しまい、消費者は更にお金を使わない生活、いわゆる「買い控え」が顕著になってしまい、更に
安い物を求めるようになってしまします。この「負の連鎖」が限界に達しようとしている現在、一生
懸命コスト削減を行ってきた企業努力だけではもはや生き残れなくなってきています。結果、
「産地偽装」等によるコスト削減が出てきているのではないでしょうか。

話を調査士に戻しますと、調査士の報酬についても「安さ」を求めるお客さんが大半です。
ネットが普及した現在、日本全国の調査士報酬を簡単に調べる事が出来ます。その一番安い
価格を提示して、それより更に安くするよう求めて来る方もいらっしゃいます。昔の話で調査士
事務所がよく儲かった時代の話を聞きますが、その時代は高度経済成長期で他業種も好調
だったはずです。今の調査士業界は、価格破壊により細々と経営している方が大半なのが
実情です。決してボロ儲け出来る商売ではありません。予備校では「安定した職業」とか「年収
1000万」とか過大な宣伝で人集めを行っていますが、試験に合格して登録したものの、仕事も
全くなく、すぐに廃業する人が多くいるのも現状です。「石の上にも3年、3年頑張ればなんとか
なるものだ」と本にも書いてありますが、3年たってもどうにもならない現状があります。個人の
努力が足りないと言われるかもしれませんが、努力だけでは不可能な事が、今の日本経済では
多々存在します。派遣社員として素晴らしい実力を発揮していた方であっても、解雇されれば
実力を発揮する場がなくなります。ネットカフェ難民の方だって、ホームレスの方だって、中には
一生懸命頑張っていた人も多くいるはずです。どの業界であっても、頑張っても報われないかも
しれない現代社会が築きあげられています。その社会情勢は国が悪いのでも国会議員のせい
でもありません。解雇する企業が悪いのでもなければ、職を失った方の努力が足りない訳でも
ありません。誰が悪いわけでもなく、国民一人一人のみんなが築き上げた社会なのですから。

だからと言って、無気力のまま止まっていては何も始まりません。今現在、職業を調査士として
活躍されている方の多くは、「儲かる」職業だからではなく、「好きな」職業だからという方が多い
ように思います(もちろん沢山儲かってる方も中にはおられますが・・・)。専門職に就く方の多く
は、当り前ですがその仕事が好きだからやっています。調査士業務に魅力を感じている方なら
しっかりとした信念を持って頑張って下さい。儲かる保障の無い職業ですが、受験生が減少
している現在において、「私は頑張る」と言って頂ける有志の方が増えて欲しいものです。

ただ、現状は現状として理解しておいて下さい。





以下、2004年2月に記載した文章です


昭和40年代から50年代にかけて、日本列島は住宅ラッシュに沸いていたそうで、その頃の
土地家屋調査士はと言うと、てんてこ舞い状態だったらしく、仕事が次から次に舞い込んで来て
処理が追い着かない事務所も多かったと聞きます。

時代も変わり、今は景気も低迷期。第二次ベビーブームの世代が30代を迎えた昨今、不動産
の需要も年々減少して行く傾向にあります。



上の表は総務省統計局が平成15年10月現在でまとめた人口の年齢分布ですが、見ての通り
これから結婚し、世帯を持って家を構えるであろう人口は、年々減少して行きます。時代の流れ
からか、最近では生涯未婚者も増えてきておりますので、ますます不動産の需要は減少する
ものと推測されます。つまり、これからは土地家屋調査士にとって「冬の時代」が到来するかも
しれないのです。もちろん、この話は人口の年齢分布のみを参考にしての考えなので、間違って
いる部分が有るかもしれませんが、少なくとも昔のような「建築ラッシュ」が起こる事は無いように
思われます。


私は兵庫県の「神戸」で主に業務を行っておりますが、ご存知の通り神戸は先の震災の被災地で
震災後に「復興景気」なるものが起こりました。倒壊した家屋の再建による住宅ラッシュです。
当時はみんな復興景気に沸いておりましたが、ラッシュが起こると必ずその反動が出るもので、
復興景気は向う10年〜20年で出て来るであろう仕事を先取りしただけに過ぎませんでした。
よって、復興の進んだ現在の神戸の冷え込みは散々たるものです。

その神戸で同業者の声を聞くと、やはり従業員の給与の支払いが厳しくなり、解雇せざるを得ない
状況となっています。解雇まで行かないにしても、給料カット・ボーナスカットはザラです。

神戸は例外としても、景気の低迷による業務の減少は避けられないものです。そのような中、
法曹人口の増加計画の余波により、土地家屋調査士試験の合格者も増加の傾向を辿ってます。
少ない仕事に多くの資格者。試験に合格したものの、行う仕事が無ければ元も子もありません。

最近の流れとして、総合事務所が多く見受けられます。あらゆる士業(税理士・司法書士・建築士
・行政書士等々)が合同で事務所を構え、その事務所に行けばどんな問題でも対応して貰える
事を売りに業務を獲得して行こうという流れです。客側にしてみれば便利ですし、どんな問題が
発生しても対応してもらえるので良いでしょう。今後はこのような事務所が多くなるように思いま
す。つまり、私共のような個人の単業事務所にとっては、益々厳しい時代が到来しそうです。

あと、忘れてはならないのが「規制緩和」です。土地家屋調査士の登記業務を測量士にも開放
しようという動きが活発になりつつあります。登記の知識という点で現在では難しいですが、もし
開放されたとすると、個人事務所に測量絡みの大きな仕事が来る事はまず無いでしょう。いくら
業務に精通していて自信があったとしても、やはり企業の宣伝力には勝てません。登記申請の
オンライン化も気になります。誰もが自宅からインターネットで登記出来るようになれば、我々の
代理申請業務は無くなるかもしれません。


私は受験生の方に受験を止めた方が良いと言ってる訳ではありません。これらの事実を理解
した上で試験に望んで欲しいと考えております。私自身、そのような事を全く考えずにこの世界に
入りましたので、現状を考える余地のある皆さんには十分に考えてから進んで欲しいのです。
土地家屋調査士という職業は、やはり「遣り甲斐」はあります。専門的な知識を持てば、それを
十分に発揮出来る職業です。ただし、発揮するにも仕事が有ってこそのものです。

このような時代の中、それでも「土地家屋調査士」という職業に魅力を感じてくださる方は、
頑張って合格を目指して下さい。数字上は合格率6%ですが、実際には勉強しないで受験してる
方や、記念受験の方もおられるので、もっともっと高いハズです。しっかりと頑張ってください。


各種業者様用測量業務の御紹介
建築士様用業務
(建築確認申請用測量図面作成)
税理士様用業務
(相続・相続税用分筆登記等)
不動産関係者様用
(不動産調査、確定測量、区画割)
建築土木施行業者様用
(区画割、工事用仮杭、境界復元)
敷地調査測量図
現在の建築基準法に対応した建築
確認申請用敷地測量図面の作成、
及び関係法令の行政調査を行いま
す。データはDXFはもちろん、SXF、
JWC、JWW、MIF等各種対応可能。
境界確定測量図
相続時に土地を分筆して各相続人
が相続する、又は相続税対策に分
筆後に相続をする等、各種の御要望
にお応え致します。税務は全くわか
りませんが、測量・登記はお任せ下
さい。
不動産調査図  区画割
ディベロッパーの方の買収候補不動
産の事前調査から境界確定測量、
土地の区画割構想図面作成、地積
更正分筆登記、建物表題登記に至
るまで、一連の業務を受託可能で
す。
基準点網図
工事用の簡単な測量図作成、区画
割構想図面作成から工事用仮杭設
置、過ってとばしてしまった境界の
復元まで、一連の業務をサポートさ
せて頂きます。墨打は下手なので御
勘弁下さい。

通常料金による建物登記業務受託可能エリア
兵庫県、大阪府(左記以外は別途交通費のみ加算)
通常料金による土地測量業務受託可能エリア
神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市、明石市、加古川市、伊丹市、宝塚市、川西市、川辺郡、三田市、
三木市、小野市、高砂市、加東市、西脇市、加西市、姫路市、大阪市、池田市、豊中市、吹田市、
箕面市、茨木市、高槻市、枚方市、交野市、寝屋川市、摂津市、守口市、門真市、四条畷市、
大東市、東大阪市、八尾市、松原市、柏原市、堺市、高石市、泉大津市、和泉市、泉北郡、
岸和田市、貝塚市、泉南郡、泉佐野市、泉南市、阪南市(上記以外は別途料金が発生します)


土地家屋調査士業務に関する無料メール相談・見積り請求はこちら
皆様よりのメール
お待ち致しております





     「土地家屋調査士業務について」    HOME 土地家屋調査士って? 調査士の報酬基準 業務依頼と費用 適正価格
     「土地家屋調査士の現状と未来」   調査士事務所の現状 価格競争 調査士に新商売? 今後の課題 当事務所の特色 
     「実用情報・疑問解消等」        法務局での閲覧方法  境界立会の方法  過去にあったQ&A  知っ得情報館
     「境界確定測量(登記)の手順」    測量事前準備   測量開始・考察   関係人立会   押印取得   登記申請準備
     「相続と調査士業務との関係」     最初に 相続と分筆 相続税の物納 未登記財産 建物の分割 紛争解決 相続依頼
     「不動産売買の注意点と選び方」    昨今の住宅事情 土地購入 マンション購入 木造住宅 鉄骨・鉄筋住宅 外溝工事
     「疑問・質問・相談・情報・etc」     目安箱(メール相談・見積り請求・御意見)  事務所紹介  リンク集  事務所選び 
     「依頼業務関係・日記・趣味」      業務進捗状況ページの見本説明 業務進捗状況 徒然日記 バナー 趣味の部屋

〒650−0011 兵庫県神戸市中央区下山手通3丁目8番11−903号 春名測量登記事務所 土地家屋調査士 春名英信
TEL078−321−0537 FAX078−321−1369 http://haruna-stj.main.jp/ e-mail info@haruna-stj.main.jp
Copyright:(C) 2004〜 survey & registration Haruna office. All Rights Reserved.